1、LPCXpresso IDEを入れます。
私はWindowsを使っているので、以下のサイトから「LPCXpresso IDE (for Windows and Linux)」を探してインストールしました。
http://ics.nxp.com/lpcxpresso/
フリー版だとC++が使えません。Cで作るようにしましょう。(このページの下を参照)
code-redにログインが必要なのでまずはここで登録してログインしてください。
基本的に英語で書いてありますが頑張ってください。
今回はLPCXpresso5.1.2をいれました。
基本的には全部選択状態でデフォルトです。
次に確認のためのアクティベートという処理をします。
まずインストールしたソフトLPCXpresso5.1.2を開く。
作業場を指定しろって窓が出るのでC:\LPCwork など好きな名前を書いておく。
[Help]->[Product Activation]->[Create Serial Number and Activate]を選択する。
シリアル番号が表示されチェックボックスが二つ出るので両方チェックしておく。
再びcode-redのページからログイン
http://lpcxpresso.code-red-tech.com/LPCXpresso/
My Registration を押すとさっきのシリアル番号を入れる画面が出てくる。
そこにシリアル番号をコピペしてボタンをクリックすると登録されたメールに送られてくる。
メールにあるアクティベーションコードを今度はLPCXpresso5.1.2の
[Help]->[Product Activation]->[Enter Activation code]に入れます。
2、CMSISのインポートと内部オシレータの設定
各種ライブラリをダウンロードするのと、内部オシレータを使いたいので、次のような処理をする。
LPCXpresso5.1.2の画面左下に
Improt project(s)っと書いてあるところをクリック
ここでArchiveという所の右にBrouz...っというボタンがあるので押す。
C:\nxp\LPCXpresso5.1.2\lpcxpresso\Examples\NXP\LPC1000\LPC11xx\CMSISv2p00_LPC11xx.zip
っと入れるとCMSISという便利な物がインポートできます。
CMSISには基本動作に必要なことがあらかじめ書き込まれています。
ユーザーマニュアルを見ると細かく書いてあります。(日本語版もあります)
http://www.nxp.com/documents/user_manual/UM10398.pdf
Fig 8.を見るとクロックを選択できるような記号があるので、ここを内部クロック設定にする。
SYSPLLCLKSEL (system PLL clock select)というキーワードを探すとSYSPLLCLKSELを設定すれば良い事が分かるので、内部クロックのIRC oscillatorに設定
設定方法は内部クロック設定を見ると3.5.9 System PLL clock source select register の Table 16を見ると分かると思います。
system_LPC11xx.c に色々設定があるので、そこでSYSPLLCLKSELを検索して以下のように書き換える。
#define SYSPLLCLKSEL_Val 0x00000001
を
#define SYSPLLCLKSEL_Val 0x00000000
に書き換えると、内部オシレータ―48MHzが使えるようになる。
3、新しいプロジェクトを作ります。
左下の[New Project]をクリックする
[NXP]->[NXP LPC1100 projects]->[C Project]を選択
プロジェクト名は好きな物(ここではtest01)を入れてください、デバイスは[LPC1114FN/102]を選択
最終的に画像のようになります。
サンプルプログラムをProject Explorerのmain.cのあるフォルダにコピー&ペーストすれば準備完了です。
次にコンパイルの設定をする。
さっきのtest01を右クリックし、プロパティを開く。
[C/C++Build]->[Settings]->[Build Steps]を選択
post-build steps の [Command]を入れる。
arm-none-eabi-size ${BuildArtifactFileName}; arm-none-eabi-objcopy -O ihex ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.hex ; # checksum -d ${BuildArtifactFileBaseName}.bin;
要するにhexファイルを吐き出せという書き換えです。
左下に[Build 'test01'[Debug]]というハンマーのマークのがあるのでクリックする。
ビルド前の状態やもう一回1からビルドしたいときには Clean して Buildしてください。
確認したら最後にtest01をMCUGearという名前に変更しましょう。
4、マルチファンクションモジュール用プロジェクト
次にマルチファンクションモジュール用に、LPC1110FD20のプロジェクトを開いてみます。
同じく左下の[New Project...]を押してwizardを開きます。
以下の画像のような進め方をします。
最後に[Finish]を押した後にサンプルプログラムをProject Explorerにコピー&ペーストすれば準備完了です。
先ほどと同じようにコンパイルの設定をします。
Multifunctionプロジェクトフォルダを右クリックし、メニューの一番下にあるプロパティを開きます。
[C/C++Build]->[Settings]->[Build Steps]を選択
post-build steps の [Command]を入れる。
arm-none-eabi-size ${BuildArtifactFileName}; arm-none-eabi-objcopy -O ihex ${BuildArtifactFileName} ${BuildArtifactFileBaseName}.hex ; # checksum -d ${BuildArtifactFileBaseName}.bin;
要するにhexファイルを吐き出せという書き換えです。
左下に[Build 'Multifunction'[Debug]]というハンマーのマークのがあるのでクリックする。
LPCXpresso IDE は頻繁にVerUpしています。ワークスペースのバックアップをとっておき、後から入れ替えれば基本的には問題ないですが、CMSISもVerUpしているため上記手順を参考に最新の物を使う方が良いかもしれません。
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